領収書の二重入力、AIに相談したら2時間で消えた

業務を整理していると、必ず出てくる「あ、これ二度やってる」という瞬間がある。

先日、まさにそれに気がついた。

手順を並べたら、ムダが見えた

❶ 領収書を受け取る

担当者が領収書を受け取ります。

❷ スキャナで画像化する

複合機でスキャンし、画像ファイルにします。

❸ ファイル名を「日付+取引先名+金額」でリネーム

ファイル命名規則を決めており、「領収書-日付-取引先名-金額(総額).識別子(jpegやpdf)」にファイル名を変更します。
ここで、日付、取引先名、金額を確認します。

❹ クラウドストレージにアップロード

電子帳簿保存法の指定のフォルダにコピーします。

❺ 検索用プロパティ設定

「日付・取引先名・金額」を入力する

見てほしい。③と⑤、同じことをやっている。
ファイル名を付けるときに入力した情報を、プロパティにもう一度手で打ち込む。何のために? 規則がそうなっているから、という理由だけで。
一枚なら大した話ではない。でも月に何十枚も積み重なると、地味に時間を食う
そして何より、「なぜ二度やるのか」という理由がない作業というのは、じわじわとモチベーションを削る。

AIに「⑤のプロパティ入力、自動でできないか」思いをぶつけた

「⑤のプロパティ入力、自動でできないか」

生成AIにそのまま相談してみた。手順をそのまま伝えて、③でつけたファイル名の情報を⑤に自動反映できないか、と。返ってきた答えは「できます」だった。

具体的な設定方法まで教えてくれた。ツールの設定手順、スクリプトの書き方、どこで何をすればいいか。
一から調べていたら何時間もかかりそうな内容が、会話の中に並んでいた。


エラーが出た。貼り付けた。解決した。

設定を進めていると、エラーが出た。
やったことは一つ。エラーメッセージをそのままAIに貼り付けた。
「このエラーはこういう意味で、この部分をこう直せば解決します」と返ってきた。直した。
動いた。

トータル2時間。

これ、技術の話じゃなかった

終わってから気づいたことがある。

この2時間で私がやったのは、プログラミングでも、ツールの勉強でもなかった。

業務の手順を整理して、二重になっているところを言葉にして、AIに渡しただけだ。

AIが動くかどうかは、技術力より先に「業務の流れが見えているか」にかかっている。何をインプットにして、何をアウトプットにするか。それが整理されていれば、AIは意外なほど素直に動く。
逆に言うと、業務の流れが曖昧なまま「AI使おう」としても、何を頼めばいいかわからない。

AIの活用は、業務設計の話だ。

今回のような「業務の流れを整理して、言葉にして、AIに渡す」というアプローチ。
これを組織全体でやろうとすると、業務の構造化が必要になってきます。
私たちが開発している ProcessPath は、その「業務の構造化」を支援するツールです。
業務をL1〜L4の階層で整理し、AIが活用できる粒度に落とし込む——そういう設計になっています。

気になった方は、お気軽にご連絡ください。